前書き
シンデレラガールズ6thライブのメットライフドーム公演に2日間現地参戦してきた。今回は
を参考にJINS MEMEとFitbitをつけてライブに参加したため、それらで計測したデータをもとにセトリを見ていく。
心拍数及び瞬き数の推移
まずは加工無しの心拍数と瞬き数のグラフを確認して見る。
オレンジが心拍数、瞬き数で瞬き数は少ない方が集中しているということで軸を反転しており、ブロックごとで背景色を変えている。
初日
二日目
パッと見て分かるのは
・初日の方が全体的に瞬き数が多い→集中していない
・初日の方が心拍数が高い→興奮している
・初日は1ブロック目、2日目はアンコールの心拍数が高い→興奮している
などであろうか。
ここでグラフを見て色々と気づいた計測の問題点があるのでここであげてみる。
・初日はアリーナ・二日目はスタンドだったので視聴環境が違った
→アリーナだと位置的にメインステージ以外は演者が見えない場合も多く、集中できなかった可能性がある。
・初日は後ろに謎の叫び声をあげてジャンプするクソ厄介オタクがいた
→まぁ邪魔だなと思いつつも何も言わなかったのですが、集中力が落ちている(落ち着いた曲の多い3ブロック目では2日目と同じ程度の瞬き数のため、盛り上がる曲だけ集中できてないことがわかる)ことから「口では許していても身体は正直だぜ」みたいな逆エロ同人みたいな状態だったようである。
・二日目の方が寒かった。
→寒い方が心拍数が上がるのだが初日は1・2ブロックはTシャツだけ、3ブロック目から上着を羽織ったのに対して2日目は全ブロック上着を着ていた。初日も3ブロック目以降は心拍数が安定しているため上着を着ていた方が暖かいから心拍数が上がりにくかった可能性もある。
・UOを振ると運動量が増える。
→今回心拍数を計測するためにfitbitというデバイスを左手につけていたのだが、盛り上がる曲でUOを振る際には右手にサイリウム、左手にUOといった形で振っていたのでUO曲でのみ左手の運動をしていたことで心拍数が上がっていると思われる。これに関しては2日目でわざとアンコールのGOIN'!!!を両手で振ってみたところデータとしてアンコールのみ心拍数が上昇しているため間違いないかと思われる。
・泣くと瞬きが増える。
→in factを聞いた時にそこまで熱心ではなかったがAKB時代の亜美菜を推していたこととかボイス総選挙のこととか色々と思い出して軽く泣いたのだが2日目の3ブロック目で一部いきなり瞬き数が増えているのはこれの影響だと思われる。
特徴量を考える
以上の問題点を踏まえて特徴量を色々と考察してみた。
心拍数に関してはブロック毎に
- RSI70%以上
- RSI30%以下
- 1時間あたりのRSI70%以上
- 1時間あたりのRSI30%以下
- 最大値
- 最小値
- 最大値-最小値
- 平均値
- 中央値
を特徴量として考察してみた。
特徴量に関しては[心拍数を用いた映画分類の試み,成田 丸山,2016]を参考にしている。
上記の初日の特徴量を出すと上のグラフのようになる。
まずセトリから考えて3ブロック目(PROUST EFFECT~クレイジークレイジー)が一番落ち着いていたと考えるのが普通だと思われる。また2・4ブロック(Radio happy~Wonder goes on!!/Dreaming of you~Stage bye Stage)ではRadio happyや凸凹スピードスター、美に入り彩を穿つや純情Midnight伝説といった盛り上がるセトリがあったため3ブロック目よりは興奮していただろう。
これらを考えると最大値・最小値やRSI30%は興奮を表す指標としては適さないと思われる。
ここで上の考察をもとに2日目の特徴量を調べてみると平均や中央値が変化に乏しく考察しづらいことが分かる。またRSI70/hは先述したアンコールでUOを左手で振った影響が大きく出ているため特徴量としてあまり適さないと考えられる。ここからRSI70が適しているのではないかと考えた。
さらに初日と2日目の値を比較する。
ブロック毎のRSI70を比較すると全体的に初日の方が高く出ている。ここでセトリを確認して比較について考えると2ブロック目は2日目のハイファイ☆デイズ →Orange Sapphireの流れなどは初日より興奮していた気がする。これをもとに各ブロックのRSI70%以上特徴量を全体のRSI70%以上特徴量で割ることで1日の特徴量のうち何%がそのブロックでの特徴量となっているかを特徴量として選んだ。
続いて瞬き数である。
特徴量としては
- 最大値
- 最小値
- 平均値
- 中央値
- 最大値ー最小値
を考察した。
心拍数と同じくセトリから考えて3ブロック目(PROUST EFFECT~クレイジークレイジー)が一番集中していたと考えると最大値や最大値ー最小値は特徴量として不適当である。中央値と平均値を考えるとあまり差はないが今回は中央値を採用した。これはin factで泣いたなどの外れ値の影響を受けにくいからである。
また瞬き数も日に依存しないように全体の中央値で割ることで正規化した。
セトリの分析
以上の分析をもとに
縦軸が心拍数、横軸が瞬き数であり左に行くほど集中、上に行くほど興奮している。
ここから例えば
- 初日の1ブロック目(イリュージョニスタ!~Starry-Go-Round)が一番興奮した。(ライブの始まりだったことや、担当の前川みくが出ていたこと・始球式からの気持ちいいよね一等賞などが理由だろうか)
- 初日の3ブロック目(PROUST EFFECT~クレイジークレイジー)が一番集中していた。(担当ではないのだが志希と藍原ことみさんがめちゃくちゃ好きだからだと思われる)
- 両日2ブロック目はあまり集中できてない。(2ブロック目は凸凹スピードスターやVirgin Loveのようなゴンドラ曲による視線移動が多いのが原因かもしれない。あとRadio happyとかハイファイ☆デイズでイントロなった瞬間「あ゛あ゛あ゛〜」とかなって崩れ落ちそうになってるからかもしれない)
などといったことが言えるかもしれない。
あとがき
今回の考察に関してはデータも全て私の生体データなのである意味再現性のない主観に基づく分析である。とはいえ実感をデータで説明できたら面白いなと思ってやってきちんとバラードでは集中していることや盛り上がる曲ではちゃんと心拍数が上がっていることが分かったのは面白かった。名古屋も両日現地なので分析します。あとミリオン5thディレイ2日目とかハッチポッチBDとかもデータ計測しようと思います。