はじめに
骨しゃぶりさんの影響で心拍数を測り始めた。
fitbit alta HRを買いました!これで常時心拍数が測定されるのでデータ使って色々遊べそう! pic.twitter.com/ruZvb0w2y2
— IHARA@アイマス経済学者 (@VoiIa_VioIa) 2018年9月14日
購入後は基本的に24時間心拍数を計測しているので映画やアニメを見ている時の心拍数も記録されている。
これらをもとに映画やアニメの評価や分類ができるのかを考える。
視聴したコンテンツ
リズと青い鳥 |
少女歌劇レヴュースタァライト11話 |
シュタインズゲートゼロ21話 |
ボボボーボ・ボーボボ1話 |
少女歌劇レヴュースタァライト10話 |
少女歌劇レヴュースタァライト12話 |
シュタインズゲートゼロ22話 |
若おかみは小学生! |
EXTRA LIVE MEG@TON VOICE! |
ガールズ&パンツァー総集編(4DX) |
ここ最近視聴したコンテンツがこれである。
「リズと青い鳥」・「若おかみは小学生!」・「ガールズ&パンツァー総集編(4DX)」は映画、「MEG@TON VOICE!」はライブ映像である。
特徴量
データとしてどこに着目するかであるが、心拍数を用いた映画分類の試み(2016,成田 伊吹 丸山 一貴)を基に「心拍数の最大値-最小値」と「RSI70%以上」の二つを利用した。
理由としては上記論文内で心拍数の最大値-最小値およびRSIによる映画分類の可能性が示唆されていたためである。ただし「RSI30%以下」の特徴量が0となるコンテンツが多かったため「RSI30%以下」の特徴量による分析は省略した。
また映画とアニメでは長さが違うためRSIに関しては1時間あたりの特徴量となるように調整をしている。
結果
横軸のRSI70%以上はどれだけ心拍数が上がり続けた瞬間があったかであり、最大値-最小値は心拍数がどれだけ視聴中に変化したかの幅を示しており、右に行くほど盛り上がる瞬間が多く、上に行くほど盛り上がる瞬間と落ち着く瞬間の落差があることを示していると考えられる。
考察
映画に関して見ると「ガルパン総集編」と「若おかみは小学生!」は最大値-最小値がほぼ同じ値となっている。ガルパン総集編は4DXで戦車戦は盛り上がり、日常シーンでは落ち着くといった差が出やすいことを考えると「若おかみは小学生!」がいかに感情の起伏を生み出せる映画かが分かる。まだ見てない人は今すぐ映画館に向かったほうがいい。
「リズと青い鳥」は上記2作品と比較すると最大値-最小値は低い。これは「リズと青い鳥」は日常を丁寧に描いた作品であり大きな事件やドラマが起きるというタイプではないからであると推測される。
1時間あたりのRSI70%以上特徴量に関しては「リズと青い鳥」>「若おかみは小学生!」>「ガルパン総集編」となっている。
「ガルパン総集編」が低くなっているのは他2作品と比較すると映画の時間が長い分、1時間あたりの特徴量が低く調整されているからであり、この点は少し考える必要があるとも思われる。実際全体を通してのRSI70%以上特徴量は最も多い。
詳しく各作品の心拍数変化とRSIを見ると
上のようになる。
全体的に映画の後半ではRSIの上下が激しくなっている。
どこのシーンで上昇しているかの正確な分析はBDで確認したりしないといけないので難しいが、「若おかみは小学生!」の中盤盛り上がっているところはおそらくグローリー・水領さまのシーンだと思われる。最高なのでまだ見てない人は全員見に行って欲しい。
「ガルパン総集編」はダー様が好きなので前半の聖グロ戦でも上がっているのだろう。
アニメについても少し触れるとレヴュースタァライト10話は真矢クロの尊さにやられていたのでRSI70%特徴量がかなり高くなっている。というか全体的にレヴュースタァライトはRSI70%特徴量が高いので強い百合はRSI70%特徴量が高くなる可能性がある。(適当)
ボーボボの最大値-最小値がめちゃくちゃ大きいのもまぁテンションの上下が激しい作品なので納得である。
結論
「若おかみは小学生!」はめちゃくちゃ盛り上がるようなタイプの映画ではないが、「ガルパン総集編4DX」並みには心拍数を揺さぶる映画なので見てない人は全員見に行くべき。
感想
ある程度データが集まってきたのでまとめてみたがRSI70%の調整に関しては少し考察が必要だと思われる。アニメと映画では長さが違うので比較が難しくなってしまう(そのままの値だと映画が大きすぎる)ので何らかの統一尺度を作れたらと考えている。